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便所 夏蝉 バグバグバグ

昨年に引き続きお盆を湖畔のキャンプ場で過ごした

今年も色々あったが、カマドウマ君との戦いについて書き残す。それは永遠のような、実際には30分も経っていないのだろうが、しかして歴史に残すべき戦いであった。

 

「今夜、日付が変わったくらいに帰ります」

カルボナーラをおかずに白米を食らう奇怪な昼食を口に運びながら私はそう言った。

八月某日。山梨県本栖町本栖湖は降り注ぐ太陽光線に照らされ、客足を遠ざけないギリギリの気温を保っていた。

「おう。じゃあその時間まであそこのバンガロー使って寝ていいぞ」

御年70歳、私の父の代から管理人を続けるボスは漬物をぽりぽりと齧りながら

 

普通に書く。

目が醒めるほどのブルーカラー、ゴリゴリの肉体労働によりぐちゃぐちゃのベチャベチャになった身体にまとわり付いた汗を熱いシャワーでふりほどいて涼しい夜風を浴びながら三ツ矢サイダーの缶をプシュッと鳴らしてくいと呷って「ああこれが俗世間の人類が口にするところの”ととのう”なんだな」と心地よい疲労を噛み締めて、私はくだらない思考を払いのけるために寝ることにした。俺は頭がいいので、お盆最終日の夕方に高速道路を走るなんてバカなことはしない。俺は若く体力があるので、深夜になるのを待ってから家に帰ることにした。

寝泊まりしていた八畳ほどのバンガローと布団の類はすでに返却してまったので、代わりの部屋に寝袋と少量の荷物を持ち込んだ。

 

問題発生。電気のスイッチが見当たらないのだ。電球に繋がるヒモを引っ張れど電気が点かない。

「まあたかだが数時間寝るだけだしいいか」と思って真剣に探さなかった。後にして思えばこれが最大の判断ミスだった。

 

歯を磨きながら夜の湖を眺める。どんなに高級なスピーカーでも出せない波の音も聴こえる。ビックリするほど最高だ。

ちょっと帰りたくないかもしれない、などと思いながら歯磨き粉をペッと吐き出して口をゆすぐ。

部屋に戻り、畳の上に布団を敷いて潜り込んで目を閉じる。と言っても、暑いので潜り込ませたのはつま先だけだ。

 

 

物音がした。気のせいだろう。

物音がした。気のせいではない。

しかし、ここでの生活は朝に瞼を開けて一番に飛び込んでくるものが顔の横を往来するアルゼンチンチンアリやハエというものだったので、今回もそんな感じだろうし目を開くほどの出来事ではないなと判断する。

「ミシ…」畳を踏みしめる音がした。虫も畳踏みしめるんだなー、と考える。そんなわけないのできっと家鳴りだろう。

「ミシ…」音が近づいてきた。これは明確に家鳴りではない。

この段階で私の頭を支配していたものは「オバケ」の三文字である。アルファベットにするとOBK。

オバケだったらどのみち無理なので、もはや意地で目はひらかない。

手の先に何かが触れた。気のせい気のせい。

二の腕に何かが触れた。私と「何か」の接点は五つ 人間の指の数は、いや気のせい気のせい。

肩に手が置かれた。もう無理。

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巨大な虫である。全長10cmほどの虫が、暗闇の中でもハッキリと認識できるカラスの濡れ羽色に輝く立派な脚を携えて私の肩にどしんと、「ちょこん」なんてかわいいものじゃなく「どしん」と乗ってコンニチハしていた。

学名ベンジョコオロギ、通称カマドウマ(竃馬)。

虫の重量を感じたことはあるだろうか。夜中に一人で、確かな重量を伴う巨大なカマドウマを肩に乗せたことはあるだろうか?ピカチュウではなく巨大なカマドウマだったら一ヶ月で打ち切られたこと間違いなしである。

人間は真に驚くと声も出ないらしいが、あの時の私は声が消える境界線上にいたのだろう。「ヴェッッッッッッ」という悲鳴が少量だけ出た。

カマちゃんもビックリしたのだろう、私の肩を踏み台にみょーんと跳び上がり、部屋の奥の方に消えていった。

ここからの私の行動は今考えると相当にキモい。なんと何事もなかったように布団に戻ったのだ。おそらく、人間としての大事な何かが崩壊して正常な判断が不可能だったのだろう。

目を閉じるも眠れるハズがない。しかし意外にも平穏な時間は続いた、1分くらい。

枕元で音がした。もう、気のせいじゃないことは知っている。ガバッと起きてペンライトでえいやっと照らす。

 

いた。

 

カマちゃんがありのままの姿で、懸命に畳の上を歩いていた。

が、ここであることに気づく。カマちゃんの向かう先で、押入れが巨大な口を開けて待ち構えているではないか。

頑張れ!カマちゃん頑張れ!!気分はさながらスポーツ観戦である。ライブ感しかない。

行け!!!もう少し!!!あとちょっと!!!!頑張れ!!!

入った!!!!ゴーーーーーーーーール!!!!うおおおおおおお!!!!!

 

バン!!!!と勢いよく襖を閉じる。やったーーー!!!!!

安心して布団に潜る。今度は手足もスッポリと。暑いが仕方ない、背に腹は変えられない。

ときおり襖をカリカリと引っ掻く最悪な音がするが、あくびがようやく出てきたので勝利は近い。

 

あと5分ほどで眠れるな、というその時。

気配を感じた、感じてしまった。

身体を起こしてライトで部屋を照らし見る。部屋の隅にある鏡台、その鏡の裏が怪しい。

うっかり踏んだら泣いちゃうので足元に用心しながら近付き、上から覗き込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッパイいた。

 

 

 

 

 

 

 

泣きたい。

虫は好きだ。人間より虫の方が好きかもしれないくらいには虫のこと好きだ。

さすがに、あれは、無理。

カマちゃんベンちゃんの楽園を目にした私はもう全てを諦めて荷物をまとめることにした。入ってきたのは私だ。出ていくべきは私だ。

完全に死んだ表情筋を顔面にぶら下げ、愛車に荷物を運び込んでドアを施錠する。私と一緒に車内に乗り込んだハエを一撃で仕留める。死ね虫ケラが。

 

もう寝ることは諦めていたが、このあと車を運転することを考えると身体は休めねばならない。目を閉じて時が経つのを待つ。幸い、根気には自信がある

一時間が経ったころ、時計を確認。17分しか経ってねえ。ボケ。

道路交通情報を確認。いける。

そう判断し、車のエンジンを掛けた。深夜の樹海にビビってた頃が懐かしい。全然怖くねえもん。

が、一応『全力少年』を大音量で流した。Bigbangのボーカルがライブで歌ってるやつ。あの頃の僕はきっと全力で少年だった。

 

 

家に到着したのは草木も眠たい深夜一時過ぎであった。そんな時間にも関わらずお風呂を沸かして出迎えてくれたママドウマには感謝が尽きない。

湯上りさっぱり、フカフカの布団に潜り込む。これよ、この安心感よ。

 

 

目を閉じたそのとき、私は気付いた。たまらなくウルサイ。

 

 

バグはどうやら頭を蝕んだらしい。

朝食のパンにバターを塗っている時、本を読んでいる時。

ふとした瞬間に鼓膜が羽音を捉える。網膜が影を捕まえる。腕が重量を感知する。

遊園地に行った日の布団は魔法の絨毯のように飛び回るが、それとは影響の正負が違う。

 

バグは蝶のように気まぐれに飛来し、蜂のようにバチバチと私の五感を揺らす。

 

バグは鳴り止まない。

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今のうちに 最終日

目を覚ましたのは朝の六時半で、ほっと胸を撫で下ろす。昨晩はお酒を飲んですぐに眠ってしまった。一度も目覚めることのない深い眠りで、遅くも早くもない時刻に目を覚ます。パーフェクトな睡眠。

シャワーを浴びる。朝ご飯を食べる。荷物をまとめる。ベッドに寝転ぶ。

一週間お世話になった宿を引き払う。同室の白人は朝が早く、結局別れの言葉は告げられなかった。一度も会話はしなかったが、物静かでイビキもかかない彼に一言お礼が言いたかったのだが。

20キロのバックパックを背負って街を歩く。特に今更見るものもない。両肩の悲鳴が聞こえる前に、空港行きのバスに乗り込む。

航空会社の自動チェックイン機はまたしてもエラーを吐き出した。原因は不明で、その後問題なくチェックイン。最後までコイツとは相性が悪いままだった。

 

全てが終わってから改めて一ヶ月をまとめることはないので、道の上に居る今のうちに後ろを軽く振り返る。

クライストチャーチ。最初にして最長期間の滞在。一泊千円の宿に泊まり、毎日図書館に通い詰めた。

ただ、呼吸のみを生業として過ごした。

テカポ。絶景。全日トレッキングに赴き、毎夜宇宙を覗き込んだ。名も知らぬ人間と語り合った。過ごした時間は短いが、それゆえに記憶は濃密だ。

クイーンズタウン。活気と音楽に溢れる文化の港町。どこを歩いてもギターの音色が絶えなかった。桟橋で聴いた曲が耳から離れず、iTunes Storeで購入してしまった。聴くたびに思い出したい。

オークランド。無色。タバコの匂いとホームレスが立てる小銭の音が充満していた。青信号で即座にアクセルを踏まない先頭車には、すぐにクラクションが浴びせられた。近代化はいくつかの豊かさを奪うのだろう。クソみてえな街だった。

 

シドニーで三時間のトランジットを終えたら、日本の美味しいご飯はもう目と鼻のちょっと先だ。浴槽には新しいお湯を張って欲しい旨を先ほど家族にLINEした。

かれこれ一ヶ月近く旅をしていたのだが、特に不安を感じる場面はなかった。どこにいても携帯の電波は通じたし、気が向けば連絡を取ることもできた。肉体だけが遠い異国の地にあって、それ以外の全ては日本に居るのとあまり変わらない、奇妙な感覚に何度も落ちた。負けたくなかったので、ほとんど機内モードにしていた。お陰様で12GB/30日の海外対応simカードは、1/12の役目も果たせなかった。ざまあみろ。

いつか、命綱を外したい時が来ると思うので、運を磨いて日々を過ごすつもりである。

いい旅であった。

酔っ払って書いた記事 27日目

行動時間は今日が最後。明くる日私は昼過ぎに空港に向かい、シドニーで3時間のトランジットを終えたのち日本へ帰る。到着予定時刻は朝の五時。嫌な顔一つせずに迎えに来てくれる小学校からの親友を誇りに思う。でもまだ貴方へのお土産買ってないごめん。

深夜の一時に目が覚めたのには理由があって、昨晩床に就く前にキッチンのご自由にお持ちくださいコーナーで見つけたココアが全ての始まりであった。これ飲んで寝よーと思いましてね、ちょっと濃いめに作ったんですよ。コーヒーだったの。ココアパウダーの容器にコーヒー入ってた。馬鹿野郎。

夜十一時くらいに入眠したのだけれど一時に目が覚めた。汗かくわなんやらでそこから一睡もできず、仕方なく昼過ぎに宿から這い出した。

頼まれていたラグビーグッズを公式店で買った。そのあと何の気なしに立ち寄ったお土産物屋さんで同じものが三分の一の値段で売られてて馬鹿野郎とおもった。

スーパーで野菜を買った。緑の野菜が圧倒的に足りていない。二週間くらい緑の野菜食べてなかった。これで体の調子が整わないかしら。

宿の近くにあったお土産物屋さんに入ったら、ドアくぐった瞬間に店員さんが「お探しのものは?」って聞いてきたからないですよーって言ったら「コロナウイルスから身を守るため、用事が済んだら出て行って欲しい」と言われたのではぁさいですかと言ってそのまま踵を返して店を出た。店閉じとけバーカ。

酒を買った。酒屋の店主はラテン系のおっちゃんで、パスポートの写真と俺の顔見比べて「ほんとにこれお前か〜?」って言ってきた。「俺!ほら!」とか言って眼鏡を外してキメ顔した。楽しかった。大好物のシードル。宿に戻ってシャワーを浴びて、身体に流し込む。うめえ〜。

めっちゃ酔った。一人ということもあってペースが早かったのかも。今何か書いたら面白いかなーと思ってキーボードを乱打しているのだけど、予想外れたくさいなこれ。

荷造りしよう。

<追記>

鼻唄歌って荷造りしてたら相部屋の外国人イケメンが入ってきて無言で出て行って酔いが覚めた。

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体調悪い 25日目

1日で250gのチョコレートを食べたら体調崩した。あの暴力的な甘さは、お菓子とジュースをやめてから一年経つ身には荷が重かったようである。そこはかとない倦怠感。

羊、牛、パスタ、トマトを合計1kgくらい腹に詰め込んだ。水を大量に飲んだ。今宵、枕元のペットボトルは1.5Lの大容量。

厚着をした。熱は身体に追いやって冷ます。多分これで問題ない。

帰ったら食べたいもの:白米 唐揚げ 豆腐 キャベツ

瑞々しい夏 24日目

連日カフェや図書館に篭って文学フリマ用の原稿を書いた。まずまずの駄文が完成したと思う。

作業も昨日で一段落、今日は水族館に遊びに行った。なんでも、水中のトンネルからサメが優雅に泳ぐ様子を眺める設備があるらしい。

海沿いの道はジョギングコースに適しているようで、往来はそこそこ。

太陽の光をてらてらと反射する海面や波に揺られるボート、遠くに霞む家々を見て「夏だなぁ」と独り言を呟く。「仲間と海遊び!」といった経験が皆無なので、甦るあの日の思い出なんてものも特になかった。悲しきかな我が人生。

水族館の入り口が小さく、一度気づかずにスルーした。どうやらその水族館は海中に広がっているらしく、入り口の雰囲気など色々と”そそる”ものがあった。

館内はあまり広くはないが、その分ペンギンたちもリラックスしているように見えた。魚はリラックスしてたのかな。

お目当のサメトンネルはまさかのベルトコンベアで、気が済むまで何時間でも見られる仕様となっていた。さすがは海の王者。

大満足で水族館を後にして、街へ戻る。海沿いの線路を眺めたり、水平線を見つめたり。乾いた風が心地よい。

 

甘いものが食べたーい。と思い、昨日ニュージーランドで有名と言われているお菓子を購入した。ガムだかグミだかをチョコでコーティングしたお菓子のようで、とてもマズかった。ガムとチョコを一緒に食べるとガムが消失することは知っており、このお菓子は一つでそれをやっているんじゃないだろうか、と思うとかなり怖いものがあった。

今日はシンプルな板チョコを買った。紙を剥いたら文字通り「板」が出てきたのには閉口したが。分厚すぎるし、重すぎる。

私は、試されている。勢いよく齧ってみた。かってぇ。金メダルかと思った。

時間をかけてなんとか一列へし折る。歯にねっちょりと絡み付いて大変に美味しい。文句なしの優勝。

 

今日は15キロ以上歩いたらしく、言われてみれば脚が疲労でフニャッとする。心地よい疲れを味わうため、もう少し起きていよう。

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爪切りと参与観察 22日目

今日も昨日と変わらないか、それ以下の一日を過ごした。大学生の群れに混じって歩いてみたり、話題のご飯を食べてみたり、フラフラと公園を散歩したり。

爪を切った。十徳ナイフに付いた小さなハサミを使って爪を切るのは何回やっても慣れないもので、今日も30分ほど格闘していた。仕上がりは何ともまあ不恰好なもので、ヤスリを使って整えてようやく及第点となった。次に爪を切る場所はきっと日本の自宅だ。私はワニが死ぬ前日の早朝に帰国する。思えば随分と長いこと旅をしていた気がする。一瞬だったような気もする。まあ振り返りは終わってからでいいや。

 

爪を切っている時にいつも思い出すのは、爪を噛んで千切っていた記憶だ。私が爪噛みを止めたのは高校三年生のことで、当然ながら周りの誰もがとっくに爪噛みからは卒業していた。

きっかけは確か、爪を噛んでいる時にふと我に返って「今の自分はとてつもなくみっともないのではないか」と気づいたことだった。

それからは毎日を頑張った。なにせ相手は17年間かけて体に染み付いた悪癖である。食べる、寝る、爪を噛む。そのレベルまで日常的に繰り返した習慣を封じるのは予想外に大きな労力を必要とした。気づけば口で指を咥えているのだ。慎重に口から指を遠退け、胸を撫で下ろす。たまに甘噛みをして気を紛らわせていた。

そんなギリギリ低空飛行のある日、爪が伸びていることに気付いた。ようやく、「爪切り」ができるのだ。あれほど待ち望んだ「爪切り」が。

十年以上ぶりに使う爪切りハサミの扱いは難しく、仕上がりは控えめに言って噛んだ爪と大差ないリアス式海岸のようなシロモノであった。

それでも私は満足していた。ようやく爪を切ることが出来たのだから。さようなら、17年連れ添った悪癖よ。

 

長い話になってしまった。名残として、私には今でも無意識のうちに爪を甘噛みする癖がある。これは多分一生の友人だ、こんにちは。

 

旅行というより、参与観察に近い生活を送っていると思うのは傲慢だろうか。一つの街にいる間、私はそこの住人のように振舞っている。前の街で結局毎日通った雑貨店の店員さんには「ここに住んでるの?」と聞かれてしまった。

大きく目立つ部分に注目するのは他の方にお任せして、小さな目立たない部分にも目を向ける一つのメディアとして残り少ない日々を過ごしていきたい。少し格好良過ぎただろうか。まあいいや。

動物園に行く 21日目

朝食のチョコシリアルをソシャソシャと口に運びながら考える。私がチョコシリアルを食べるのは、シリアルを食べ終えたお皿に残る、ほのかに甘い香りが付与された牛乳を飲むためではないのか、と。

昨日から滞在しているオークランドはニュージーランド最大の都市で、美しいオフィス街と吹き溜まりが共存する街だ。

宿が飲み屋街に位置しているため、夜になっても窓の外は明るい。この『ボンソンビー』飲み屋街は沿岸部のおしゃれなバーに心理的、金銭的に行く事ができない人間の溜まり場となっている。必然的に治安もあまり良くない。昨夜は十五分おきにサイレンが鳴り響いていた。

旅の終わりが見え始めて不安だったのかもしれない 昨日は友人達と長電話をした。

 

今日は動物園に行った。街が見たかった、天気が良かった、バス代が高かった…etc.様々な理由で歩いて向かうことにした。

1時間ほど歩いて動物園に到着。園内は広く、ちょっとした村のようになっている。関係のなさそうな置物があったり、広すぎてジャングルのようになっている鳥園など、ひとつの世界であった。

歩き回ってたくさんの動物を見た。やる気があるのはミーアキャットくらいのもので、他の動物は大変ぐでっとなさってた。面白かった。

国鳥のキウイを見た。夜行性のキウイを展示している建物は昼夜を逆転させており、照明なども最低限にとどめられている。フラッシュ撮影はもちろんNGだった。真っ暗闇にたたずむキウイが写真に映るはずもなく、星空のように目に焼き付けることにした。キウイ、めっちゃモコモコしてた。

無限に続く平原でのんびりと草を食む動物達を見た後に、一生を檻の中で終える動物を眺めて楽しめるのか、という不安はあったが、動物達は存外にのんびりとしており、結果として非常に楽しかった。

 

宿に戻ってシャワーを浴びる。往復10キロ歩いた身体を癒すべく、炭酸水を呷る。たまらなく旨い。

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元気いっぱいのハンバーガー 19日目

キッチンに置いていたベーグルが紛失していたので、「ご自由にお持ちください」の箱にあった卵とパンで朝飯を済ませる。そこにあった牛乳もついでに飲み干す。この国の牛乳は甘みが少なくて不味い。

チェックアウトを済ませて街中をぶらつく。この街にまた戻ってくることはないだろうな、と考えた。

空港に向かうバスに乗る。運転手は減速目的で道に置かれている段差を意に介さずに駆け抜けるタイプのようで、バスが揺れるたびに何度も頭をぶつけた。

フライトの時間まで間があったので空港周辺をうろつく。広い土地が必要な空港は埋立地や平野にある事が多いが、この空港はバリバリ山間に位置しており、なおかつ広い。世界は広い。

飛行機に乗り込み、あまり天気が良くなかったのですぐに寝てしまった。隣のおじさんはすっとクロスワードパズルをやっていた気がする。

空港に到着。荷物を受け取り、国際線ターミナルまで歩く。ぬるっちい雨が肌にまとわりつくが、不思議と心地いいものだった。

現在時刻は深夜零時を過ぎた頃。今夜はこのまま空港で夜を明かす。『国際線ターミナル出発ロビー二階』という空港泊の鉄板スポットはかつてないほど清潔で、これならリラックスして過ごせそうだ。

夕飯にマクドナルドを食べた。「キウィバーガー」なるものを頼んでみたのだが、何がキウィなのかわからなかった。美味かったけど。パッケージめっちゃ可愛い〜と思って開いたら、ハンバーガーがめっちゃ元気よく入ってて笑ってしまった。今夜はよく眠れそうだ。

甘いマックシェイクと塩っ気の効いたフライドポテトの食べ合わせの良さに安心。ポテチとコーラより、こっちの方が合うと思っている。

閑散とした夜の空港の散策をしたら、しばし眠ろう。

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なんでもない日 18日目

明日この街を去る。この街の美しい夕焼けを見られるのは、今日が最後だ。

 

意気揚々と、普段なら気後れする洋服屋を巡る。『極度乾燥(しなさい)』では、店内に並ぶTシャツの「自動車潤滑」が面白すぎて爆笑してしまった。近くにいた夫婦に意味を聞かれたので「Car slipping」と教えたら、笑っていた。「僕らも韓国で『Piss baby』ってTシャツ見たよ!理解できないからって、テキトーなこと書きすぎだよね!」と笑いながら言われた。まったくその通りだ。けれどその滑稽さがどうにもステキなものに見えてしまうから、『極度乾燥(しなさい)』はハイブランドでいられるのだろう。

街をぶらつく。有名なジェラートを食べた。今まで食べたチョコレートアイスの中で、ぶっちぎりで一番の濃厚な甘み。美味かった。

郊外に赴く。『クレイジータクシー』でしか見たことがない傾斜の坂道があったので、登ってみた。急すぎてクソ腹立った。

またブラブラと。昨日の雑貨店に行って挨拶したり。「他にもなんか買わない?」と聞かれ、考えておくと答えた。これは本心。

 

雨が降ってきたので宿に一旦避難する。幸いすぐに止んだので、夕焼けは今日も見られた。

 

クイーンズタウン。爽やかな風が吹く素敵な街。

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人生初、ひとりで服を買う 17日目

トレッキングに向かったら、立ち入り禁止の看板があった。がっかりして街へと引き返す。

 

植物園へ行くも、どうにも元気が出ない。思い当たる節として考えられるのはやはり、朝からリンゴ2つしか食べていないことだろうか。道の両脇に美しく咲く花が美味しそうに見えてきた。大人しく街に引き返す。

 

料理の手間すら惜しくケンタッキーに駆け込む。写真を撮るのも忘れてかぶり付く。私の身体は大きさの割に燃費が良く、少ない燃料でよく走ることが自慢だったのだが、ガス欠時に使い物にならなくなることを再確認した。

諦めて市街観光に切り替える。今回の旅でもっとも滞在する時間が短いが、この街は魅力と活気に満ちている。見て回る時間を少しくらい増やしたいと思っていたのが正直なところでもあった。

 

ふと立ち寄った雑貨店(極度乾燥ではない)で、奇抜な服を買った。ニュージーランドの先住民族マオリの伝統的な衣装を模したもので、全ての要素が面白く、まあ言ってしまえば一目惚れだった。本当に気に入ったものに出会える経験は少ない。いい買い物をした。

一人で服を購入したのは人生で2回目で、1回目は大学一年生の夏、ユニクロで鼠カラーのパーカーを買った。必要だったから買っただけで、それを買い物と称するかは各人の判断に任せる。

 

思うに、極端なものが好きなのだと思う。普段着ているTシャツは千円以下のものばかりで、そのほとんどが無地である。

しかし今回買った服は奇抜も奇抜、これを着て大学に行こうものなら、普段の私を知る友人諸君は、ヤツめ、ついに気でも触れたか、と思うことだろう。

極端なものが好きなのだ、多分。見ただけで価値がわからないものに価値を感じないので、それなら安いことに価値を置く。結局、全ては身に着ける人間次第だと思ってしまうのも事実だし。

めちゃくちゃ変なもの。見ただけで「なんだそれ!?」と思うもの。それならば、そこに価値を置くので、変わったものであればあるほど、良い。

伝わっただろうか。多分伝わっていない。まあ、「気に入った服を買ったぜ!いいだろ!」ってことだ。いいだろ〜へへへ。

 

人々の喧騒を尻目に日は沈む。明日も昇りて、また良き風招せ。

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女王にふさわしい 16日目

テカポ湖からクイーンズタウンへ向かうバスの道のりは、それはそれは壮大なものだった。正面に続く道路の写真は撮れないので、ネットで見つけた写真を貼っておく。

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ミルフォードサウンド 交通アクセス - Cruise Milford

超、ドライブしたくなった。

 

クイーンズタウンとは「女王にふさわしい街」の意味だ。一体どれほどの場所なのだろうと期待していたが、なるほどこれは確かに。

高く聳える山に囲まれた湖、その周りに発達した小さな街。たくさんの笑顔で溢れかえるバーや港。露店が所狭しと並び、何処にいてもギターの心地よい音色が耳を掠める。

湖畔のバーの灯りが水面で妖しく揺れる。鳥の鳴き声。そろそろ夕陽が沈む。

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何故なら、 15日目

黒く変色したバナナを、砂糖をたんまり溶かした紅茶で胃の奥へと流し込む。

今日は天気がいい。昨日は敬遠した迂回コースでの登山を決意する。

 

同室の日本人が今日宿を発つというので、チェックアウトを済ませた彼としばし土産物屋を見て回る。来月から社会人となる彼は、三日後の夜には日本に到着する予定だそうだ。軽く握手をして別れる。

 

湖に沿って1時間ほど歩き、その後は大きな丘をのんびりと歩いた。昨日と比べて登頂まで倍以上の時間がかかってしまった。しかし、大きいものばかりに囲まれて歩くことは楽しく、とても充実した時間だった。

今日もカフェで昼食を取る。天気がいいので、今日はテラス席に座る。

遥か彼方へ飛んで行ったかと思えば、一瞬で舞い戻ってくる小鳥たちを眺めながらの食事。疲れが吹き飛ぶ。

 

夕方、宿のラウンジで一人のおばあさんに話しかけられた。オーストラリア人の彼女はたいそうな話好きで、三人の孫のこと、日本に旅行した時のことなどを、情感たっぷりに語ってくれた。

「貴方も一人で旅行?素敵ね!」「真ん中の孫は今、旅行で日本に行ってるの。さっき『トイレットペーパーが本当にないよ!』ってメールが来たわ」「ニュージーのご飯は美味しい?お米が食べたくならない?」「これは中国のリニアモーターカーで、時速405kmで走るのよ」「一番下の孫は、貴方と同じ19歳の男の子でバレエを頑張っているの。みんな、私の自慢の孫よ」

彼女の話はどれも面白かったが、それだけではなく、私の話を聞く時にも言葉が出てくるのを根気強く待ってくれることが本当に嬉しかった。

「どうしてニュージーランドに来たのですか?」シドニーに住む彼女は何度もニュージーランドに訪れているようで、今回の目的が気になった私が尋ねたところ、彼女は次のように答えてくれた。

「何故なら、私は74歳で、昨年末に病気が発覚したの。『死ぬまでにやりたいことリスト』を作って、ニュージーランドのマウントクックに行くことがその一つ目だったの。今日ようやく一つチェック出来たのよ!」

 

 

「日本人はシャイな人が多いけど、貴方はちゃんと私の目を見て話してくれるわね。おしゃべり楽しかったわよ!」と魅力的な笑顔を残して、彼女は自分の部屋へと戻っていった。

 

パーカーを羽織って湖畔を歩く。星空は少々食傷気味だが、今夜で見納めだと考えると目に焼き付けたくなるのが性分だ。

夜空を見上げる。無数の星の他に、天球を高速で横切っていく点を見つけた。多分どこかの国の人工衛星だろう。

あの点は90分で地球を一周する。様々な国の遥か上方を通過して。

人間の寿命が90年だと仮定して、一生のうちに地球を一周する人の数はどれくらいだろう。もちろんそれが全てではないが、少し気になった。

次に降るような星空を見るのは何年後になるだろう もしかしたら、もうこんな機会は無いかもしれない。

身体が冷えた。宿に戻って暖かいものを飲もう。できれば、とびきり苦い紅茶がいい。

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山・コーヒー・肉 14日目

昨夜は結局、深夜零時に月の消えた星空を見に行く、なんとも贅沢な夜更かしをしてしまった。「俺は今、宇宙空間を見ているな?」と、よくわからんことを確認したので、いい夜更かしだった。

宿に滞在した人が置き去った食料が詰まった箱があるのだが、そこにバニララテがあった。ありがたく拝借して、のんびりと寝ぼけ眼が開くのを待つ。

今日もトレッキングをする。昨日とは打って変わって急斜面の上り坂が続く、標高1000mの可愛い山を登る。

道中は鬱蒼とした林の中を、テキトーにスイッチバックしながら登るものであった。すれ違う人とにこやかに挨拶を交わすのは日本と共通であった。

頂上付近になると途端に景色は一変し、雄大な自然が眼前に広がる。高いところから見下ろす平原はこれまた格別、と言いたいところだが小雨がパラついており、視界はあまり良くない。気温も6℃と汗を冷やす温度だったので、頂上に店を構えるカフェに入る。

コーヒーとチキンのサンドイッチを注文する。肉もコーヒーも大好物だが、口にするのは二週間ぶりであった。どちらも、本当に美味しかった。コーヒーをちびちび飲みながら、晴れ間を待つ。幸いあまり待つことなく、天候は好転した。

 

カフェを出て、思わず息を飲む。360度どこを見ても、黄金色の平原がどこまでも続いているのだ。これを絶景と言わずしてなんと言おう。

気に入った一面で自分の写真を撮ろうと思ったが、周りに人がおらず、セルフタイマーをかけて全力ダッシュするハメになった。上手くいったと思うので、お持ちの方は俺のLINEアイコンを確認されたし。

あまりの絶景は多分ずっと飽きないので、名残惜しいが別れを告げて下山する。

 

スーパーでラム肉を買った。昼間に食った肉のせいで、歯止めが効かなくなってしまったのだ。この国はリンゴより羊の方が安いし、と言い訳の様に唱えながら頰を緩ませて宿に戻り、肉を冷蔵庫に大切にしまう。

シャワーを浴びて、もののけ姫を見た。各種サブスクで見られる作品が制限されているので、雰囲気にも合うこの作品をチョイスした。正解であった。

 

肉を、食べるのだ。味付けは最低限の塩胡椒に留め、肉本来の旨味を味わうのだ。

テラス席を陣取り、目の前の湖と羊に想いを馳せながらいただく。うん、うまい。

 

日が沈んだので星見に出かける。月が明るくて星は少なかったが、それでも多いし月だって星だ。半分の月だが、普段目にしているモノより数倍明るい。そう思うと、新鮮な星空であった。

今日もいい一日だった。

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見渡す限り 13日目

午前十時ごろに目を覚ます。多分、変な夢を見た。

シリアルとパンのみの簡単な朝食を済ませ、トレッキングに向かう。

スタートはテカポ湖から流れ出る水が川を形成する場所。生まれたての川と、しばし並走。f:id:Miyabi717:20200303200532j:image

 

しばらく進むと道は林の中へ。川に別れを告げて、険しい傾斜を登る。

坂を登りきると、視界が開ける。足元の草花を愛でながら、なだらかな丘陵をアップダウンする。f:id:Miyabi717:20200303200726j:imagef:id:Miyabi717:20200303200644j:image

 

またもや林道へ。めちゃくちゃデカい松ぼっくりがあったので記念に写真を撮る。

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開けた場所に出た。開け過ぎでは、ないだろうか。f:id:Miyabi717:20200303200755j:image

見渡す限りの草原、その入り口に自分がいる。

風が強いが、少しも気にならない。このところ、地球に驚くばかりだ。

夢の中でもいいから、また訪れたいな、などと思う。強く、美しい絶景であった。

 

草原を抜けて、道はまた林間に戻る。ガサゴソと動く茂みを見ると、そこにはなんと無数のウサギが。かわいい。f:id:Miyabi717:20200303200813j:image

 

雨が降り始めた。とは言っても、それはカラッとした雨で、木の葉に当たって小気味よい音を立てる、楽しい雨であった。松ぼっくりの死体の山を見つけたりしながら、歩く。f:id:Miyabi717:20200303200856j:imagef:id:Miyabi717:20200303200839j:image

 

湖にたどり着いた。生まれて消えていくだけの波を眺めながら、のんびりと歩く。f:id:Miyabi717:20200303200831j:imageゴール、そしてスタート地点の「善き羊飼いの教会」は、もう視界の内だ。

 

 

宿に戻ってシャワーを浴びる。四人部屋にシャワーが付いているとは、つくづく素晴らしい宿である。

今日の同居人は大学四年生の男子であり、夕飯の誘いも快くオーケーしてくれた。日本人が経営するレストラン『湖畔』にて、サーモン丼をいただく。米が恋しくてたまらない私にとって、至上の食べ物であった。f:id:Miyabi717:20200303201006j:image

 

星空観光ツアーに参加する彼と別れ、夜道をひとり歩く。昨日と同じ観測スポットには母と娘の二人組がいた。

さて、今日も今日とて、果てなく広がる銀河を覗き見る、幸せな時間の始まりだ。

「南十字星がどれだかわかる?」唐突に話しかけられ驚いた。おそらくあれだ、と伝える。

「ありがとう。綺麗ね、月の明かりが少しジャマだけど」と言われ、お互いの顔も見えないままで、笑い合った、ように思う。

何度か言葉を交わし、目もようやく暗闇に慣れてきた。おばあさんと娘はもう行くらしい。去りゆく背中に慌てて「よい旅を!」と呼びかけると、「あなたもね」と、ゆったりとした声音で返された。

 

行きと同じく、夜道をぽてぽてと歩いて宿へ戻る。行きと違い、携帯のライトはもう必要ない。

りんごジュースを一杯飲んだ。甘い唾液を洗い落としたら、ベッドに潜る。

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